「スプリット」を観た感想 ありがちなホラーではない

スプリットを観ました。

本ブログでは、作品のネタバレを含みますので、未視聴の方はご注意ください。 個人的な印象は次の通りです。

  • 全体感 70点/100点
  • 演技力 80点
  • ホラー感 90点
  • シナリオ 50点

本作品はアメリカで2017年1月20日、日本で2017年5月12日に公開された映画で、解離性同一性障害(多重人格)の男に誘拐・監禁された少女たちが脱出を試みるジャンル的にはホラー・スリラー映画に分類されている作品です。本作の見どころはジェームズ・マカヴォイさんの多重人格演技だと思います。 自分自信はネタバレがあまり好きではないので(このブログは何なのか)、映画を観る時はあまり事前情報を取り入れないようにしているため、観始めは多重人格者のサスペンスものかなーと思ってたらけっこう怖めなホラーでしたw

良かったところ

  • 演技力 ジェームズ・マカヴォイさん、アニャ・テイラー=ジョイさんの演技力が光って、特にジェームズ・マカヴォイさんの10人くらいの人格の入れ替わりはなかなか見ものです。女性の人格パトリシアに変わった時は、髪の長い女性に薄っすら見えてる気がしました。また、人格バリーを装うデニスなどちょっと複雑なシチュエーションも見事に演じてたんじゃないでしょうか。
  • 得体の知れない恐怖感 先のジェームズ・マカヴォイさんの演技力もあって、常時得体の知れない恐怖感が味わえました。いつ人格が入れ替わるか、何がきっかけでこの犯人は怒りを覚えるのかなど、先の読みづらい展開が続くためホラーホラーした映画よりよっぽど怖かったです。

好きじゃなかったところ

  • ケーシーの痛ましい過去の描写 個人的に虐待などのシナリオが大の苦手なので、このパターンはけっこう辛かったです。展開が進むにつれ「あーこれ父もこのおじに殺されてるんだろうなぁ。。。」という感じがするので、エグいストーリーだなぁと思いつつ、最後に監禁から逃れたあと警官から「おじと帰宅する準備ができてる~」という話になってるのも辛い。。。
  • 何も解決せずに終わっている 観終わってみると「あれ?何も終わってないぞ?」という感じで、続編ありきな感触でした。実際2019年公開を目指して続編が制作されているようです。題材もおもしろく、展開も先がとても気になる終わり方をしてるので次回作も絶対観ようと思いますが、それはそれとして。。。 そういう意味では本作は序章に過ぎない、という印象でしょうか。

ということで、次回作の公開が待ち遠しくアニャ・テイラー=ジョイさんがめっちゃ可愛い作品でした。

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