「ワイルド・スピード ICE BREAK」を観た感想 まさにエンターテインメント！

ワイルド・スピード ICE BREAKを観ました。

本ブログでは、作品のネタバレを含みますので未視聴の方はご注意ください。 個人的な印象は次の通りです。

• 全体感 75点/100点
• アクション 90点
• 車のカッコ良さ 70点
• シナリオ 50点
• キャラ立ち 90点

本作品はアメリカで2017年4月14日、日本で2017年4月28日に公開された映画で、カーアクションファンにはお馴染みのワイルド・スピードシリーズ最新作ですね。自分はこのシリーズが大好き(前作SKY MISSIONのBlu-ray発売に合わせて発売されたヘプタロジーセットを買って何回か観ている程度には)なので、最新作の本作品は日本の公開初日に劇場で、先日Amazonプライムで公開されていたのでもう一度観ました。劇場は TOHOシネマズ西宮 スクリーン11 D列です。 全体的な映画としての感想は、これぞカーアクション大作！という印象で、あまり難しいことは考えずに爽快なアクション映画を観たい時に是非という印象です。最初にお断りしますが、自分はこのシリーズが好き過ぎるので、個人的には面白い作品だと思っていますが、今までの作品が好き故に今回はあまり好きになれない要素もあります。それは後述するシナリオの部分やファミリーとは、、、と引っかかるなーというところがあることに起因しています。 また、カーアクション映画ゆえに万人受けする作品かというとそうではないかもしれません。それでもエンターテインメント作品としては、アクションあり・スリルあり・ギャグありで本当に楽しんで観れる作品ではないでしょうか。 本作のエンディングテーマ G-Eazy & Kehlani による Good Life はめちゃくちゃカッコ良いので一聴の価値ありです。

良かったところ

• キャラ立ち これまでのキャラクターも新キャラも個性的なメンバーが揃っていて、それぞれの性格を活かした掛け合いがあるので安心して楽しむことができます。ギャグ担当のローマンは毎回安定した笑いを提供してくれるので、映画館でも普通に笑ってしまいます。
• 車を使ったカーアクション ワイルド・スピードらしく本作も派手なカーアクションがてんこ盛りです。序盤では、初期の頃によくあったストリートレースに近い形のレースも観ることができ、ある意味原点回帰らしい部分を見れた気がします。中盤以降は昨今のワイルド・スピードらしく、現実離れしたカーアクションのオンパレードです。飛んだり跳ねたりビルから落っこちたり、果ては大量の車を自動遠隔操作をし始める始末。戦車、潜水艦、空からのパラシュートとほとんどのことはやり尽くした感がありますが、次はどこにいくのでしょうか(笑)
• ジェイソン・ステイサムさん 前作では敵キャラとして、おそらく本作以降ではファミリーの一員として起用されたジェイソンステイサムさんの活躍が本作の魅力の一つではないでしょうか。彼はスタントをあまり使わずほとんどのアクションを自分でこなすというようなことをおっしゃっていた気がしますが、本作の彼のアクションのキレも相当なものだと思います。ドウェイン・ジョンソンさんとのアクションシーンはパワータイプとパリっとキレのあるアクションの対比が良かったです。(ちなみに個人的にジェイソン・ステイサムさんの大ファンで、見つけた作品はほぼ観ていまして、今のところ一番好きな俳優さんです。)

好きじゃなかったところ

• シナリオ こういったアクション系統の映画でシナリオの細かいところを突っ込んでいるとキリが無いので、「そんなん気にせんとワーっと楽しんだらええんや！」という方はあまり気にされなくても大丈夫かと思います。自分的には今回のボスことサイファーの存在やエレナと子供がまぁまぁ取ってつけた感があるため、過去作品と突き合わせた時にシナリオの辻褄が合ってない部分がところどころ気になります。
• 人の命が軽くなっている感 最近のワイルド・スピードシリーズはファミリーメンバーが死にすぎです(ブライアン・オコナーを除く)。シナリオ上どうしようもなかった部分はあったのかもしれませんが、今回のエレナは果たして本当に死ぬ必要があったのでしょうか、、、と感じてしまいました。
• ファミリーとは ワイルド・スピードシリーズを観られている方は引っかかった方が多いのでは？と感じている部分で、本作でファミリーになったと思われるデッカード・ショウ[ジェイソン・ステイサムさん]は、シリーズ3作目から登場していたハンを殺害、デッカードの弟 オーウェン・ショウ[ルーク・エヴァンズさん]はハンの恋人だったジゼルを(間接的に)殺しています。ドムも彼らに頼るしかなかった場面かもしれませんが、ファミリーのメンバーを殺した相手に自分の子供を守るために一緒に戦ってもらうというのはどうなのか、、、？また、結果的に子供を守れたからといって、すっと仲良くできるものか？という気持ちになってしまいました。うーん、、、ファミリーとは。。。

少し批判的な物言いになってしまって申し訳ありません、どうしても好きな作品なため筆が昂ぶってしまったようです。いろいろ好き勝手書きましたが、ワイルド・スピードシリーズが大好きで、ジェイソン・ステイサムさんが続投するかもしれない次回作はとても楽しみにしてます。

おそらく次回作も公開初日に劇場に足を運ぶと思います(笑)