「名探偵コナン ゼロの執行人」を観た感想 安室さんカッコいい!

名探偵コナンゼロの執行人

劇場版『名探偵コナン ゼロの執行人』を観てきました。

本ブログでは、作品のネタバレを含みますので未視聴の方はご注意ください。 個人的な印象は次の通りです。

  • 全体感 70点/100点
  • 映像のキレイさ 80点
  • エンタメ感 80点
  • シナリオ 50点
  • キャラ立ち 70点

劇場はTOHOシネマズ梅田 スクリーン1 F列です。 自分は名探偵コナン作品をきちんと映画館で観るのはおそらく20年振りくらいです。また、名探偵コナン事情もほぼ認識出来ておらず、最近は「安室さんという古谷徹さんのためのキャラが存在している」くらいの予備知識でほぼコナンを観たこと無い人レベルで視聴していますので、おそらく根っからのコナンファンの方々からすると「全然わかってないなー」というようなご意見になるかもしれませんのでご了承ください。 全体的な映画としての感想は、エンタメ作品としては純粋に楽しめる作品ではないかというのが率直な感想です。エンタメ作品としては、というのは名探偵コナンという作品がいわゆるサザエさん的なものと感じているため、シナリオの細かい辻褄や重箱の隅をつつくようなことを言い出すとキリが無いので、サクッと観てわーおもしろかったー!という感覚で観るくらいが楽しんで視聴できるのではないかと考えているからです。

良かったところ

  • 作画とCGの安定感 流石は劇場版といいますか、作画は安定していて観やすかったと思います。個人的には建物の見取り図や構造を示す図がCGでグリグリ動くシーンとかが好きですね。
  • 演出の良さ 爆破シーンやコナンくんがスケボーでダッシュするシーン、安室カー(RX-7)が片輪走行でぶっ飛ばすなど劇場版ならでは?と思われる演出が派手にキマっていて、エンタメ作品感を高めています。やはり切羽詰まっているシーンでは緊張感をしっかり高めてくれて、思わず手に力が入りましたね。
  • 安室さんがかっこいい 今作はこれに尽きるんじゃないでしょうか。いろんな方面の上層部や黒幕のような人物と接触していたり、起こっている事象の全てを掌握しているような振る舞いはカッコいいの一言です。冷静に一人で3社くらい同時に勤めているような働きぶりでしたね。ブラック企業かな。

好きじゃなかったところ

  • 用語とが複雑過ぎる 途中要所要所で説明を挟んでくれているのですが、登場人物の役職や立場などが複雑に絡み合っているように感じたため、自分の理解力が足りず一部追いつけていませんでした。特に公安が警察庁、検察庁、警視庁に在って~○○は△△には逆らえない~的なくだりがサラッとしてて「えっえっ?」となってしまいました。あまり重要ではないからサクッと流してしまって大丈夫だったのかもしれませんが。
  • 公安の立ち位置が気になる 完全にネタバレになりますが、公安側のとても偉い人がどう見ても黒の組織と通じてて「え?この世界の公安牛耳られすぎ?」と心配になりました。(原作や毎週の放映を観られている方には常識かもしれませんが)
  • シナリオ 完全に大人向けと割り切って作られた作品なのかもしれませんが、組織同士の関係や人物の相関がとても複雑で話の全貌をきちんと理解するのが難しい作品だなと感じました。 (風見さんがコナンくんに盗聴されているのを安室さんが暴いたときにボロクソ言ってるのに、自分が盗聴されていることもバレバレだった、など微妙に気になることも多かったですw)

映画館の感想

TOHOシネマズの売り?の一つであるTCXと呼ばれるスクリーンの劇場での視聴でした。 (自分自身は普段、40インチの液晶テレビを1.2mくらいの距離で映画やアニメを視聴しています。) 画面が湾曲していて、F列(前から6列目)だと下から上に見上げる形になるので、微妙に曲がっている感があったため「とても観やすかった」というわけではなかったです。 視聴に支障が出るほどの影響はありませんでしたので、悪しからず。もしTCXで観る場合は、一段上がるところの方が見やすいかもしれませんね。 あと音量は少し大きめに感じ、爆破シーンや最後のエンディングテーマはもう少しだけ音量下げてくれーという感覚で観ていました。 内容を深く理解するという意味では、リピートもありな作品だと思いました。

※ ちなみにアイキャッチ画像は、映画を観て安室の女になった妻が描いたものです。

シェアする